わたし学

ARTICLE PAGE

信じるということ

author photo

By美和

かなり昔の話しになりますが・・・w
私が入学した高校の校長先生は、かなり変わった人でした。
なんていうかなー、喜怒哀楽がない?表情がない?
あの人、人間?それともロボット?w なんて噂も立つくらい。
笑顔っていうものも殆ど見た記憶がない。
それと同時に怒った顔も見た記憶がない。

でも、この校長先生は生徒から絶大なる人気を誇っていたの。
不思議?不思議だよねぇw

全校集会なんてあって体育館に朝から全員で並んだよね?
で、先ず最初に校長先生のお話があるんだけどさ。
中々話し始めないの。これ、いつもだったの。
何故かというと、皆が騒がしいから。

それに対して怒る訳でもなく、諭す訳でもなく、
ただ、ひたすらに壇上で私たちが静まるのを待っているの。
イライラした様子もなく、ただただ待っているの。
校長先生の指導だったのかどうかは定かじゃないけど、
他の先生方も一切口を出すこともなかったのね。

そうこうしているうちに、少しずつ生徒たちのお喋りも治まってゆき
体育館は、シーン・・・と静まり返るの。
校長先生は、自主的に話を聞こうとする姿勢になるのを
ひたすらに待っていたのね。

この校長先生、話し方にとても特徴のある人で、なんせ超ゆっくり。
単語を一つ一つ噛み締めながら区切っている感じ。
皆が静まり返ったあとに発する言葉はいつも決まっていた。

「斜里岳の・・・。」

初冬なら、その後に「頂きにも白い雪が見え始め・・・」てな感じ。
まるで俳句か短歌でも詠んでいるかのようなその話し方に、
いつも決まって生徒たちの大爆笑と拍手w
そしてそれが治まるまでまた待つ校長先生。
その後もゆっくりと話は流れるのだけれど、決して長くはなく
そしてお説教みないなことを聴いたことは一度もない。

にこやかな笑顔もなく、生徒たちと直接触れ合おうという
場面もなかったけれど、なんせこの校長先生は全生徒から
本当に好かれていたんだよね。
きっとみんな肌で感じていたのだろうと思う。
校長先生がどれだけみんなのことを信じ愛してくれていたかを。
そんなような言葉は一切発したことがないけどね^^

なんせその校長先生の間は、校風がかなり自由だった。
髪型も自由。服装もそんなにうるさくはなかった。
でも、みんながそれぞれにちゃんと限界をわきまえていた。

その校長先生が、私が2年生になる時に転勤になった。
皆は心の底からその先生との別れを惜しんでいたっけ。

そして、新しく赴任した校長先生。
この先生はまるで逆のタイプだった。
なんせ小うるさい。
校則もどんどん改め、規則もどんどん厳しくしていった。
そして事あるごとに生徒との親睦を深めようと動き、
どれだけ学校と生徒のことを想っているかを熱く説いた。

でも、この校長先生は嫌われていく一方だった。
そして、校風は乱れ学校全体の成績は落ち・・・。
一年経つ頃には退学者も成績会議に掛けられる人も
とんでもなく膨れ上がった。

どんなに口先でいいことを言ったってわかるんだよね。
本当は生徒のことを信じてないってことがさ。

自分の存在を丸ごと受け入れ、信じてくれる人がいると
ちゃんと自分自身のことも受け入れ、信じることが
出来るようになるのだろうね。。。

そんなことをフト思い出し、我が身を振り返っている
今日この頃の私です^^

↓今日も足がしびれている私にポチください♪

Share

Comments 4

響  

こんばんは。
前者の校長先生を語るあおさんの文面を見て思い起こすのは・・
昭和天皇か平成天皇ですね。^^
なんというのか『翁(おきな)』って感じ。
こういう人がレベルアップすると仙人なんじゃないかなーと思うタイプ。^^
そういう人を見て癒されないわけが無いね。
校長というより、みんなのおじいちゃんという感じだったん?
ゴタゴタした環境において、みんなの心の癒しだったんだねー。
数年でもそういう先生に出会えてよかったね。

後者の校長の話は割愛します。
そういう人はさんざんお会いしましたから~。
っていうかー、そういう人ばっかだった。
軍隊かよー!って。

ああ、そうだね。
あおさんが今になって じいちゃん校長が何かを語りかけられている気持ちなんだね。
あおさんの心も穏やかになってきているんだね。
あおさんとどこかのコメント欄で話したんじゃなかった?
『愛』っていうのは受け取る側の準備ができたら発動する魔法なんだろうねーって言う話。
これで確信できたね。
じいちゃん校長先生は 壇上で皆が静まり返るのを待ちながら生徒みんなを見ていたんだね。
あおさんのこともね。

さ、あおさん受け取って♪

2010/09/15 (Wed) 20:42 | EDIT | REPLY |   

ここっち  

なるほどね~!
黙って信じる。。これができたらなぁ!
私も校長先生のように黙って待つことができたら
そんな私なら自分で自分を尊敬し素敵~!なんて大好きになるわぁ!(笑)
ド~ンと構えて信じていたら、信じる気持があれば・・
ジタバタしないで悶々とせずに過ごせるのになぁ!
わが身を振り返りました!

穏やかな気持って自分も周りも幸せな気持にしてくれるよね。^^

振り返り思いなおして、また進みます。^-^

2010/09/15 (Wed) 21:10 | EDIT | REPLY |   

あお  

v-22響さん

ばんにゃ~っ♪

『翁』かぁ。。。^^
良い表現するねぇ♪

何か既に人間離れ?していた人だったよ。
というか、きっと不器用な人だったのだと思う。
おじいちゃん・・・(ー'`ー;)ウーン?
シンボル的存在だったように思います。
そんなに年齢もいってはいなかったしねw
ただ、明らかに他の先生方とは違う空気を
持った人だったよー。
俗世間を超越したかのような。。。
校長先生の悪口を言ったらバチが当たりそうな^^;

本当にその先生に出会えたことは私の宝物♪
そうそう出会えないよね。
後者の先生ならそこら中にいるけどw

うん、私はこの頃穏やかだよ^^
相変わらずジタバタあがいたりもするけれど、
どこかでリラックスしている自分もいたりする。

『愛』は受け取る側の準備ができたら発動する魔法・・・かぁ。
その通りだよね^^

なのに、なんで「さ、受け取って♪」と言われると
身構えて躊躇する自分がいるんだろうねぇ^^;
このブレーキは何だろうね?
恐怖心がまだ残ってるってことだろうねぇ。

2010/09/15 (Wed) 23:26 | EDIT | REPLY |   

あお  

v-22ここっちさん

ばんにゃ~っ♪

校長先生はね、多分不器用な人だったと思うの。
だからこそ、他の誰よりもそういうことが
出来るようになったかも知れません^^
自分からガンガン行けるタイプじゃなかったから・・・。

黙って信じてひたすら待つ。
中々出来ることじゃないよね。
若干高校生だった私も、すごいと認めていたもん。

ほんと、穏やかな生活を送りたいのならば
先ずは自分の心を穏やかにすることだよね^^

2010/09/15 (Wed) 23:30 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply